植野稔と自然探訪 自然遊悠学 HOMEに戻る
自然訪問ツアー:自然遊悠学植野稔の世界山河点描山は先生


山は先生
INDEX MENU
動物
野鳥
岩魚99の謎
山菜
山菜(早春)
山菜(春)
山菜(夏から秋)
トップに戻る



野鳥
【2005年12月01日更新】

カワセミ<川蝉>

photo_01ブッポウソウ目 カワセミ科
L17㎝ W25㎝ スズメぐらいの大きさ

【分布】全国
【季節】留鳥 山地では冬期間、 暖地へ移動する。
【生息地】河川・湖沼
【特徴】背面は緑色。下面は橙色。 雌は下くちばしが赤い。
【鳴き声】川面を離れるとき、 水平飛翔しながら「チィー」という鋭い声を2~3回発しながら移動する。雛が親からエサを与えられたとき「ジャジャジャ」 と小刻みに鳴くセミ声から、本種の名がつけられた。 
※右上写真:メタリック調のスカイブルーが何ともいえない。

【ウォチング】
メタリックブルーの色彩から、川の宝石と呼ばれることに異論はない。また、 異常なくらい長いくちばしと身体とのアンバランス、飛翔が終わり獲物を狙うとき、 数回身体を上下に動かす仕種はユーモアたっぷりで好感のもてる、生息地であれば簡単に見られる野鳥だ。  エサを獲る水中ダイビングでの手際良さで小魚をくわえ、捕らえた魚が大きい場合、 首を左右に振りながらとまっている枝あるいは岩に魚を何回も叩きつけてから、頭のほうから丸呑みにする。 2~3月ごろの繁殖期になると、 オスは捕獲した小魚をメスに与える求愛行動をとる。 川辺にある土崖に70㎝前後の横穴を彫り、営巣する。 産卵期は3月からで5個ぐらいの卵を産む。およそ20日を目安に雛の誕生となる。

【回顧録】
 山地に棲む鳥、こう思っていた矢先、関東平野の低地にも棲息していることを確認して以来、身近な野鳥になった。 カワセミとの出会いから、 バードウォツチャーになったケースを良く耳にするぐらい、あの原色カラー(メタリックブルー)は強烈なインパクトを遭遇する者に与える。  舞台は新潟・山形・福島、この三県にまたがる飯豊連邦の胎内川本流を源流釣行すると現れるイワナ止滝、 すなわち東俣沢魚止滝の滝壷でのカワセミの勇姿である。
※左下写真:胎内川 東俣沢 魚止滝 カワセミも里山に生息できる。

photo_02 奴は手懸りのない滝釜でフォバーリングしながら、淵下に潜むイワナに狙い定め、 身を細くまとめた瞬間にダイビング。浮き上がったカワセミのくちばしにはイワナがもがいているではないか。 カワセミは何事も無かったかのように、私の左横を通過して行く。 釣り人にとって、魚止は格別な意味を持つ。 魚止には沢イワナ最大級が棲息していることが多い。大イワナロマンにも繋がる、大事なポイントなのだ。 魚止探訪に何日も懸かることだってある。いわばイワナの聖域といえる場所を不意に脅かされることに対して、 憤りを覚えるのも事実である。しかし、先行するこの時のカワセミには何事をも許される、神秘的な雰囲気があった。  その後カワセミとの出会いは多々あった。意外なことに山地の野鳥と想像していたところ、平野の市街地にある河川、 沼にも生息圏を拡大、繁殖していたことだ。奴を見るとあの魚止滝事件を想いだす。



タイトル一覧に戻る
山は先生トップに戻る


ページトップへ
ユウゼンイノベーションバナー
リンク集サイトマップ
Copyright(c) 2009 Minoru Ueno. All Rights Reserved.