【分布】
日本全国
【地方名】
バッケ
【発生】
雪解けを待ちわびるように日溜りに芽をだす。
【特徴】雄株には雄花、雌株には雌花が咲く、キク科の植物。その花の蕾をフキのとうと呼んでいる。
【薬用効果】咳止め、痰(たん)切りを防ぐ。
葉、蕾を陰干し、煎じて、食前に飲む。
【採り方】2~4月。
蕾の開いてないフキのとうの根元から、ねじり採る。花茎は根元からナイフで切る。
【料理】
山里の新鮮な香り、ほろ苦さを楽しむ。
<下ごしらえ>
蕾の外皮をむきとり、軽く水洗い、水切り。
<食べ方>
■姿揚げ
1.大きいフキのとうは半分に切り、小はそのまま使う。
2.花の蕾の皮を花が咲いたように、手で開く。
3.薄衣で揚げる。
※苦味が嫌いな人には花芽を外してから、揚げる。
■葉のかきあげ
1.茎から葉をむしりとる。
2.薄衣で揚げる。
■フキのとう味噌和え
1.摘んできた新鮮なフキのとうを手でちぎる。
2.1を味噌で和える。
■味噌練り煮
1.フキのとうを手でちぎる。
2.鍋に味噌、酒を合わせ、火にかけて①を加える。
3.2を練りこむ。
■葉の佃煮
1.葉を手でちぎる。
2.鍋に出汁、醤油、みりんを入れて、弱火にかける。
3.2に1を加えて、煮る。
■姿煮
葉の佃煮と同じ。
■花茎のあっさり煮
1.鍋に熱湯を沸かし、花茎を入れ、ひとつまみの塩を加えてアク抜き。
2.1が冷めたら皮をむく。
3.2を水洗い。4センチぐらいに切る。
4.鍋に出汁、醤油、みりんを入れ、3を加えて火にかける。
5.軽めに煮る。
6.器に盛りつけ、七味唐辛子をふりかける。
薬味刻んで味噌汁、ラーメンに入れる。
【孤軍奮闘記】
気の早い雪国の山菜愛好家たちのあいだで、雪かき採取という方法で手に入れるフキのとうは早春を告げる、山からの最初の贈り物である。
口に入れるとフキのとうの新鮮な香り、ほろ苦い味が伝わり、今年も元気に山入りができる喜びを感じてしまう。