
【分布】北海道、本州、四国、九州。
【地方名】ツクシンボ、スギナノコ、スギナ。
【発生】低地から山地まで広い自生地がある。
【特徴】ツクシは胞子をつくる胞子茎、スギナは葉をつける栄養茎。身近な山菜で繁殖力が強く、ひとつの地下茎からツクシ、スギナを自生する珍しい生態を持っている。ツクシの高さ10~15cm、頭部に亀甲形の胞子葉、各節にはかまをつける。スギナは緑色の枝を伸ばす。
【薬用効果】スギナを採取し、日干しさせてから煎じて飲むと利尿効果がある。
【採り方】3~4月。ツクシは胞子が育つ前が旬。スギナは生長前の若い芽を摘み採る。
※写真:栃木県・男鹿山塊、男鹿川。ポピラーな山菜にもかかわらず利用者は少ない。意外と美味い。
【料理】
<下ごしらえ>
ツクシは茎のはかまをむいて、水洗い。スギナは水洗い。
<食べ方>
■ツクシの油炒め
1.フライパンを火にかけ、ゴマ油を入れる。
2.1に下ごしらえした、ツクシを加え、炒めながら塩、コショウ、醤油、砂糖で調味する。
※コショウに変えて、七味唐辛子でも良い。
■スギナの佃煮・ツクシの佃煮
1.スギナを茹で上げ、水に晒す。
2.鍋に出汁、醤油、みりんを入れ、火にかける。
3.2にスギナを入れて、煮込む。
■ツクシのてんぷら
作り方はヨモギ参照。
■ツクシの卵とじ
1.下ごしらえした、ツクシを軽くゆでる。
2.水切りしてから、フライパンを暖め、サラダ油で炒め、砂糖、醤油で調味し卵を入れて、箸でサッとかきまわす。

【孤軍奮闘記】
どこにでもある山菜だからといって、手当たり次第にとってはいけない。車の排気ガス、農薬汚染のない山間部の良質のツクシを採る。
さほど注目されず人気はいまひとつ。だが繊維質を持つ、シャキシャキ感は悪くない。
※写真左:福島県・尾瀬山麓。ツクシが出終わると地下茎から芽を出すのがスギナ。