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    <title>山河点描</title>
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    <updated>2007-03-14T02:29:09Z</updated>
    <subtitle>植野稔が半生をかけ、日本中の山と渓を歩き続けて40年あまり。忘れ難い山物語を紀行文、案内文、写真で綴りご紹介します。</subtitle>
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    <title>200-001（１）縄文杉　＜鹿児島県上屋久町＞</title>
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    <id>tag:www.sizenyuyugaku.jp,2006:/nature_report//4.10</id>
    
    <published>2006-02-03T09:55:58Z</published>
    <updated>2007-03-14T02:29:09Z</updated>
    
    <summary>【樹種】 スギ 【樹齢】 7200年 【樹高】 25.3ｍ 【幹周り】 16.4ｍ 【所在地】 鹿児島県熊毛郡上屋久町下屋久営林署管内 【指定】 ・屋久島原始林として国指定天然記念物 ・世界遺産。</summary>
    <author>
        <name>コンテンツ管理</name>
        
    </author>
            <category term="200巨樹紀行" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sizenyuyugaku.jp/nature_report/">
        <![CDATA[<p><img title="04"
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     alt="04"
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     align="right"
     border="0" /><strong><font color="#666666">【樹種】
     <br /></font></strong> スギ</p>
<p><strong><font color="#666666">【樹齢】
<br /></font></strong>7200年</p>
<p><strong><font color="#666666">【樹高】</font></strong><br />
25.3ｍ</p>
<p><strong><font color="#666666">【幹周り】</font></strong><br />
16.4ｍ</p>
<p><strong><font color="#666666">【所在地】</font></strong><br />
鹿児島県熊毛郡上屋久町下屋久営林署管内</p>
<p><font color="#666666">【<strong>指定</strong>】</font><font color=
"#000000"><br />
・屋久島原始林として国指定天然記念物<br />
・世界遺産。<br />
<br />
<br /></font></p>]]>
        <![CDATA[<p><strong><font color=
"#666666">■巨樹の王様<br /></font></strong>さほど上手ではないイワナ釣りの合間に、森を良く歩いた。
特に、落葉広葉樹林と針葉樹が混生する森林が好き だ。<br />
私の山行スタイルがサバイバルであるから、三度の腹ごしらえは山の幸を利用することになる。幸い、ブナ林であれば山菜、木の実、
きのこがありオカズにありつける。更に、グリーンシャワー効果は大きく、ろくでもない山乞食（やまこじき、あるいは、さんこつじき：
修行中の意）の身体をリフレッシュしてくれる。"ブナこそ我が命"と内心ほくそ笑む満足そうな自分自身がいた。<br />
一月の或る日、鹿児島からフェリーで四時間、落人庭山（開国前の農民スタイル）と山乞食は屋久島にいた。「たいしたこはあるまい」
「やかいものの杉のくせに」「一丁前に世界遺産になりやがって」スギにたいする山乞食の反発は純情ではない。<br />
「ひと月に35日ふる」雨のたとえ通り、うんざりする雨模様をついて紀元杉、万代杉、川上杉、翁杉、母子杉、仏陀杉をみた。
いずれも推定樹齢2000年～3000年クラスの巨木。ブナの寿命が約300年だから、奴等はとてつもない歳月を生き続けていたことになる。
「ウーム！！」アホを地でいく山乞食に変化が起こる。　　</p>
<p><br />
<img title="01"
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     height="235"
     alt="01"
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     width="320"
     align="right"
     vspace="10"
     border="0" />九洲山地の山々を凌ぐ、1935ｍ宮之浦岳を主峰に、1000ｍを超える30座の山岳から成る、
     花崗岩連邦が連なる屋久島、海上アルプスといわれている所以はこのあたりにありそうだ。<br />
年間9000ミリ以上の降雨は主稜、支稜の表土を削り去りながら、急峻な渓谷を侵食し疾走する。その山岳地にへばりついているのが、
全島を覆う標高560～1850ｍ地帯に、屋久杉は自生分布している。<br />
<font color="#FF6820">※右写真：九州最南端、佐多岬から60km.余り、太平洋に突き出た島が屋久島である。
九州一の高峰｢宮ノ浦岳（1935m.）｣から成り、海上アルプスの名にふさわしい山岳部を構成し、
年間10000ｍｍの雨が一気に山頂から海へと駆け下る多雨地帯に、全山屋久杉に覆われた島国を豊かに導く。</font></p>
<p><br />
内地の杉なら100年で建築材に使える。しかし、屋久杉の100年は自分の腕ぐらいにしか育たず、
いかに山地が貧栄養化された山なのだと理解できる。さきほど触れた通り、日本最大級の降雨が急峻な山岳帯稜線を駆け下るゆえに、
植物の成長を阻害する。それらを裏付ける超小型のヤクジカ、ヤクザルの姿態からも明らかな証拠である。
屋久島の樹下植物は天上を覆う杉の影響をまともに受けて、順調な生育はままならず、動物たちにとって決して良い環境とはいえない。</p>
<p>&nbsp;<img title="02"
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     height="272"
     alt="02"
     hspace="10"
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     width="400"
     align="left"
     vspace="5"
     border="0" /><br />
余談ながら、屋久杉といえるのは樹齢1000年以上のスギを指し、1000年未満のスギは小杉と呼んでいることから、
当地のスケールは懸かり知れないものがある。更に驚いたのは杉が光を吸収する"闇"の存在がある。
落人と山乞食のねぐらは林の中に駐車したマイカーである。当然、車中での自炊、夕方は明るいが夜半になると、山全体がシーンとなり、
もの音ひとつしない静寂境に変身してしまう。「ここは地獄の一丁目か？」一寸先も見えぬ暗黒に、
"黒世界は本当に黒いのだ"という認識を初めて体験できた。<br />
<font color="#FF6820">※上写真：原生の森に照葉樹林が茂り、屋久杉と混生している。森林帯にはヤクザル、
ヤクシカが生息し、野生の息遣いを垣間見ることができる。</font></p>
<p><br />
落人が持参したソニー製携帯ラジオはＦＭ・ＡＭ・短波がはいる。電器販売店で9000円で買った特価品ではあるが、なかなか感度良好である。
釣行、山行を問わず行楽のときには常に持ち歩いている。オン・オフが手元で操作できるから、山乞食のカーラジオより優れている。
そのラジオの音声は巨人・阪神線の思いで話しを中継している。耳からの情報はテレビと異なり、相手と話しながら会話ができるから都合が良く、
早速ＮＨＫの天気情報へとチュウニングしてもらう。どうやら明日は晴天、期待の老巨樹との対面になりそうだ。<br />
今西錦司が渓流魚の棲まない屋久島の河川にヤマメを放流、唯一定着した渓谷が安房川と聞き及んでいる。案の定、
歩き始めた川にヤマメは泳いでいる。永久禁漁区ゆえに悠然としている。九洲出身の古い友人から、「屋久は良いとこだよ、
川にヤマメがウヨウヨいる。ヤクシャクナゲが咲く６月が最高」彼の言葉はまやかしではなく、ヤマメは確かにいたが、細身で数はすくなかった。
</p>
<p><br />
<img title="03"
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     height="255"
     alt="03"
     hspace="10"
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     "http://www.sizenyuyugaku.jp/nature_report/contents_images/img_20060203T185631421.jpg"
     width="400"
     align="right"
     vspace="5"
     border="0" />現役のトロッコ列車がやって来る。おそらく日本最後のミニ貨物列車であろう。老大木（古埋木、
     秀吉時代に伐採放置された杉を民芸品として復活）を一列車一本づつ載せて、三連結列車をブレーキひとつで操る、
     先頭の運転手は屋久営林署と名のあるヘルメットを被り、首にタオルをまいている50がらみの男ながら、かなり場慣れしている。
     それにしても、不安定極まりない犬クギで止めただけの、細いレールの上をかなりのスピードで走っているのには、驚くばかりだ。
     これでは事故が発生しないのかと…。<br />
<font color="#FF6820">※上写真：本土最多雨に眠る｢屋久杉埋没林｣急降下する流水、
屋久杉の樹脂の作用で腐りにくく、数百年の歳月を経る現在、民芸品として復活した。</font></p>
<p><br />
吸収性のない板敷き森林軌道歩きの登山道は膝の関節に悪い。登山靴がようやく役立つ大株歩道から、本格的な山道になる。ヤクジカの「フィー」
という警戒声らしい鳴き声に耳を傾けながら、落人と山乞食のデコボココンビはひたすら上を目指す。<br />
「さすがは屋久島だ」いたるところに天水が湧きあふれ、水筒不要の道中は有り難い。<br />
「うめい」田舎なまりの山乞食が涌き水を飲みながら、相方の落人に告げる。すると、「おいしい」サラブレッド気取り（落人は競馬ファン）
の優等生らしい返事が返ってくる。<br />
まさにこの地は異国そのものだ。全山スギに囲まれている。杉の雄と言いたい屋久杉の逞しさ、不思議なくらい尊厳に満ちた趣がある。
それは慣れ親しんでいたブナ帯世界とは正反対の"スギ帯世界"のようである。両者を掌握できて、
始めて一丁前に山語りができるのではないかと…・。<br />
昨日から続いた雨が山上では雪になり、先行する登山者は一人もいない。加えて、ガスが立ち込み始め、老樹への道を閉ざそうとしていた。
<br />
「山を甘く見た」落人も山乞食も同じ考えだが、けして言葉に現さない。一応、登山経験は豊富であるから、
雪面のやや低い登山道らしき雪道を進む。日当たりの良い場所は山道があいているので助かる。<br />
木霊神社を奉る祠を安置したウイルゾン株に到着。屋久島最大の切り株は豊臣秀吉が方広寺大仏殿建立のため、
400年前に伐採したと伝わる切り株だ。中に入ると、八畳敷ぐらいの広さがあり、清水が懇々とあふれ出ている。
そこで遅い朝飯用のパンを食う。幸い、陽があたり、心地よいのが唯一のなぐさめである。<br />
ザクザクからズボズボに変わる、昨夜の積雪に閉口する。ルートを確かめながらトレースするのだが登山道が雪で隠され、
予定外の時間を費やし大王杉のある1190ｍ地点につく。老樹新発見まで束の間の王者杉で、3000年間にわたる時間が経過した証拠として、
樹木の内部空洞化がその歴史を証明しているようだ。<br />
「残るは老大樹」二人は想像以外のラッセルに悩みながら、ピッチを上げる。気の毒なのが落人、この日のためにペンタックス６×７、三脚、
デジカメ、防水35カメラ、キャノンＦ１、ＥＰIガス器具、コッヘル、スペア水２リットル、薬品、きがえ、
予備食料など20キロ近いザックが重そうだ。カメラマンと自認するのに充分だが、中型カメラ６×７の予備電池1000円をけちったから、
シャターが切れない。思わぬ寒冷に襲われたため、バッテリーがなくなり苦戦。それでも、高画質写真を収めるつもりらしく、
三脚の上に６×７を載せ、シャターが開放のままになっているのを必死に閉じようとして、愛用の木の楊枝
（落人はポッケトに使いかけの楊枝を忍ばせている）でカメラ側にある開放防止穴に急いで押そうとしているのだが、生憎、
老眼鏡を車に置き忘れ、目をできるかぎり細くし、額に四本のシワをつけながら、なんとかしようと努力している。
この間にフイルムは露光され続けているは確実である。山乞食とて人の子、
かつてはペンタックス６×７をフル回転させ粗大ゴミの山を築きあげた苦い経験があり、頭に血がのぼりつめている落人に、
一言アドバイスしたくなった。<br />
「露出を絞って、１、２、３のタイミングでレンズに蓋をすれば何とか救える」困り果てている落人にいったら、「そんなのできない」
とブツブツ文句をほざいた。山乞食としても、落人がいったことは判っていた。落人のフイルムは写真のプロが認める、
世界最高画質をセールスポイントにした"ベルビア"なのだ。実行感度４０（IＳO）のリバーサルフイルム、そのラチチュード
（適性露出の許容範囲）はプラス・マイナス三分の一、とても感では話しにもならない。山乞食からの親心のつもりで
「ここまで良く頑張ってきた」、その御礼かたがた同情をこめていってやったのだが…・。<br />
大王杉から積雪は次第に深くなる。すでに山乞食の登山靴はゴロー製手縫いの職人技にもかかわらず、手入れが充分行き届かなくて、
靴下までビショビショになり、足裏から寒さが伝わる。それに対して、落人の靴はまめの手入れのせいで、なにごともないらしい。
靴下はネオプレンソックス、暖かすぎて困る。こんな贅沢三昧。じつにうらやましい限りだ。この点では落人の勝ち、
けれどもカメラの失敗はどういいわけしてもだめである。<br />
「くそカメラの野郎」相変わらず文句を言い続ける落人の心情が痛いほど分かる。２４枚撮りプロパック（五本入り）を奮発し購入したのだから…
 ・。落人と山乞食のくだらない会話に、山の神様もあきれてしまったように曇天だ。それが今にも凍りつきそうな足の痛さを忘れさせてくれた。
<br />
「もう限界だ」そのとき、とてつもない巨樹が目の前に現れる。一瞬、山乞食の歩みは停まる。<br />
<br />
<br />
<br />
<img title="05"
     style="WIDTH: 320px; HEIGHT: 482px"
     height="482"
     alt="05"
     hspace="10"
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     width="320"
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     vspace="5"
     border="0" /> 「神様がそこにいた」神様は縄文杉である。現実の老大木は標高1300ｍに鎮座し、
     大日如来のように思えた。それは十数種の木々を着生させ、7200年の歳月を費やし、
     子供とも大人ともいえる慈悲深い"曼陀羅"そのもので安心して一方的な会話ができた。<br />
<font color="#FF6820">※左写真：幹周り16m、樹齢7200年、標高1300m.の山地に鎮座している｢縄文杉｣
日本最古木であることは万人が認めている。歩行約5時間、この大杉を目の前で見参すれば、屋久島のすべてが一本の樹木に凝縮されている。
</font><br />
夢心地からさめ、現実にかえれば、落人の悪戦苦闘があった。必死になりながら鉄の塊に再挑戦中、山乞食も落人に負けまいとシャターを切る。
これまでに、神様を撮った写真家は多々いる。しかし、どれもこれも本物を捉えることはできず、落第としか言いようがない。
現実の縄文杉と写真の縄文杉とでは、生と死の問題があって、マンダラを撮るには神様になった、土門拳を天国から呼び起こし、
神様同士で世間話しをしながら、縄文杉の笑い顔を見逃すことなく、その瞬間のシャターチャンスを撮る以外ない。なぜ、
土門拳でなければ撮れない理由は、生前の屋久島行脚の際、万代杉を撮影したワンカットをカメラ雑誌に掲載、
おそらく４×５大型カメラを使ったのであろう、見事に万代杉を表現していた.土門拳の真剣勝負が万代杉に乗り移り、万代杉の命、
目には現れない血脈を写した一枚の写真があった。言い換えれば、万代杉から写真を撮ることを許可したのではないかと想像してしまう。
さらに言えば、万代杉から、こんな風に撮ってほしいと頼まれたのかも知れない。<br />
落人も然り、山乞食も然り、動けば動くほど地獄の坩堝に一直線に突き落とされる。それでも、
諦めきれずにカメラと縄文杉との格闘は続けられていた。<br />
神様は黙ったまま何も言わずにいる。<br />
神様との再会は可能であろうか。もし会えたら、神様の言葉を聞きたいと山乞食は願いながら縄文杉に背をむけ、
落人庭山のセミプロ写真家としての撮影努力を無駄にならないことを信じて、二人は巨樹と別れた。<br />
<br />
<br /></p>]]>
    </content>
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    <title>200-000巨樹とは？</title>
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    <id>tag:www.sizenyuyugaku.jp,2006:/nature_report//4.9</id>
    
    <published>2006-01-26T04:47:15Z</published>
    <updated>2006-01-26T04:48:12Z</updated>
    
    <summary> 大いなる巨樹との出逢いは悠久のときを過ごした記憶をたどる事もできる。 森の巨人は神様になった。 巨木は生きること死ぬことを合わせ持ちながら今も在る。</summary>
    <author>
        <name>コンテンツ管理</name>
        
    </author>
            <category term="200巨樹紀行" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sizenyuyugaku.jp/nature_report/">
        <![CDATA[<p><img title="500"
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     height="319"
     alt="500"
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     align="absbottom"
     vspace="10"
     border="0" /><br />
大いなる巨樹との出逢いは悠久のときを過ごした記憶をたどる事もできる。<br />
森の巨人は神様になった。<br />
巨木は生きること死ぬことを合わせ持ちながら今も在る。</p>]]>
        <![CDATA[<p>&nbsp;</p>
<p><strong><font color=
"#666666">■巨樹の定義<br /></font></strong>７０歳～８０歳が人間の寿命であるのに対し、
天然樹木はとてつもない長寿をまっとうする。生物のなかで、最も長く生きられることができる。日本最長といわれている縄文杉の場合、
３０００年説、７２００年説があり、いずれにしても一本木の見事さは他の追従を許さない。特に、標高１，
３００ｍの高所に存在する意義は大きい。<br />
縄文杉のように巨樹とは一本木であることが最大の条件であろう。良く聞き及んでいる、幹周り５ｍ以上でなければ巨樹といえない。
これはナンセンス、太さだけでは樹木の良し悪しは判定できない。<br />
風格こそ神宿る霊木として、古来より信仰の対象のなっている巨樹であることに異論なし。<br />
樹種を問わず、標高の高い位置に自生している樹木も、三番目に大切なことである。同じ木であれば、高所木のほうが霊力あり、貫禄勝ちだ。
当然、巨樹の仲間入りとなる。<br /></p>]]>
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>300-100イワナ職漁師</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.sizenyuyugaku.jp/nature_report/300/300100.php" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.sizenyuyugaku.jp/mtsys/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=4/entry_id=8" title="300-100イワナ職漁師" />
    <id>tag:www.sizenyuyugaku.jp,2005:/nature_report//4.8</id>
    
    <published>2005-12-13T01:38:19Z</published>
    <updated>2005-12-13T02:05:45Z</updated>
    
    <summary>歴代のイワナ職漁師のなかで、純粋にイワナ一筋に賭けた山人は何人いたのだろうか・・・。 北アルプス黒部川を根城に活躍した遠山品衛ヱ門こそ、イワナ職漁師のプロである。そのイワナ釣りを引き継ぎ、黒部川平の小屋（黒部第四ダム出現前の小屋）付近の本流で毛バリ釣りをやった、曽根原文平に大町で会った。突然の訪問に...</summary>
    <author>
        <name>コンテンツ管理</name>
        
    </author>
            <category term="300渓流" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sizenyuyugaku.jp/nature_report/">
        <![CDATA[<p><img title="渓流03"
     style="WIDTH: 236px; HEIGHT: 360px"
     height="360"
     alt="渓流03"
     hspace="10"
     src=
     "http://www.sizenyuyugaku.jp/nature_report/contents_images/img_20051213T110605687.jpg"
     width="236"
     align="right"
     border="0" />歴代のイワナ職漁師のなかで、純粋にイワナ一筋に賭けた山人は何人いたのだろうか・・・。
     <br />
北アルプス黒部川を根城に活躍した遠山品衛ヱ門こそ、イワナ職漁師のプロである。そのイワナ釣りを引き継ぎ、黒部川平の小屋
（黒部第四ダム出現前の小屋）付近の本流で毛バリ釣りをやった、曽根原文平に大町で会った。突然の訪問にも関わらずイワナ談義に終始したが、
職業としてのイワナ釣りは苦労の連続であった事実だけが印象に残る。</p>
<p>若かりし頃、イワナ釣りが好きで魚を温泉旅館に売り歩きながら、渓流シーズンを北から南へ移動する旅を三年半ばまでやったことがある。
その最中にイワナの職漁師たる心得を 知った。<br />
<br />
<font color="#FF6820">※写真：イワナの豊庫である北海道・日高山脈ペテカリ沢</font></p>]]>
        <![CDATA[<p>イワナのプロになれば魚は思うように釣ることができる技が身につく。同じ時間でアマの三倍ぐらいの釣果を上げることが出来た。
イワナプロとしての体力こそ水揚げをあげる最大の武器になる。<br />
職業としてイワナ釣りを歩むには塩焼きサイズ、７～８寸の中型魚を限られた時間に手回し良く揃えなければ商売にならない。大型魚、
小型魚は使いものにはならないから、売り頃のイワナを釣ることになる。<br />
イワナという魚を釣るには食い気の立つ時間に全神経を注ぎ、無駄な時間をいかに少なくするかがポイントなのだ。<br />
腕と体力が備わると一応プロらしくなる。けれども魚をイワナらしく、客に届ける技術が必要で、さまざまな工夫を凝らすことになる。
例えば背負い箱を自作したり、青笹を入れたり、新聞紙で包む。いすれもイワナの鮮度を保つ努力が当然求められる。<br />
客の注文に応じられるようになると、釣欲は最高になる。釣行地におけるイワナの型、数は出発前に予想がつく。つまり、
天然の魚を決められた数だけ釣りをする、単純作業の繰りかえしになるのがプロの釣りである。<br />
イワナ釣りにおける一連の行為のなかで、"イワナ鳴き"を経験した釣り人の受け止め方は様々であろう。イワナ鳴きとは魚の鮮度を保つ理由で、
野絞めをする際、「グゥー」あるいは「ギャー」こんなイワナの声である。この声を聞く度にイワナ釣りがむなしくなり、
イワナ職漁師の看板をおろした。</p>
<p>「まんま食う」こんな念力で魚を釣ったことがないから、先人の職漁師から「植野は甘い」こんな声が聞こえる気がする。しかし、
イワナという渓流魚に人生の大半を捧げた結果、イワナに対して、わずかながら接近できた魚との交情感は確かにある。
それは本格的にイワナ釣りをやった釣り人にしか理解できないイワナとの"阿吽の呼吸"なのである。<br />
イワナが朧（おぼろ）にみえてきた今日、「イワナが良く分かったら、またいらしゃい」唯一の師匠、阿部武との別れ際の言葉に対して要約、
返答する時期がやってきたような気がする……。<br />
<br />
<img title="渓流01"
     style="WIDTH: 480px; HEIGHT: 306px"
     height="306"
     alt="渓流01"
     hspace="0"
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     "http://www.sizenyuyugaku.jp/nature_report/contents_images/img_20051213T110018875.jpg"
     width="480"
     vspace="10"
     border="0" />&nbsp;<br />
標高2500ｍの高所にも棲息可能な、渓流の主「イワナ」<br />
<br />
<br />
<img title="渓流02"
     style="WIDTH: 480px; HEIGHT: 320px"
     height="320"
     alt="渓流02"
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     width="480"
     vspace="10"
     border="0" /><br />
天下の各渓、黒部川上の庵下付近。<br />
<br />
<img title="渓流04"
     style="WIDTH: 480px; HEIGHT: 335px"
     height="335"
     alt="渓流04"
     hspace="0"
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     "http://www.sizenyuyugaku.jp/nature_report/contents_images/img_20051213T110019687.jpg"
     width="480"
     vspace="10"
     border="0" /><br />
心・技・体が揃うとイワナ釣りは完成への里程標となる。</p>]]>
    </content>
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    <title>100-100（１）八久和川からの魚止滝</title>
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    <published>2005-12-03T12:47:35Z</published>
    <updated>2005-12-03T06:15:41Z</updated>
    
    <summary>イワナの理想郷とは海と河川の往来が自由にできて、奥が深く、岩記号が地形図に記され、 扇状に広がる源流部をもっ ている。こんな渓流が釣り人の夢の渓谷だ。現存する日本の渓で、 桃源郷は見果てぬ夢である。 山形県、朝日連邦。日本最大規模のブナ原生林を温存し、数十年前はアメマスの天然遡上があった、渓谷の筆頭...</summary>
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        <name>コンテンツ管理</name>
        
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            <category term="100岩魚・山女魚100名渓" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sizenyuyugaku.jp/nature_report/">
        <![CDATA[<p align="left"><img title="photo_08"
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     height="198"
     alt="photo_08"
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     align="right"
     border="0" />イワナの理想郷とは海と河川の往来が自由にできて、奥が深く、岩記号が地形図に記され、
     扇状に広がる源流部をもっ&nbsp; ている。こんな渓流が釣り人の夢の渓谷だ。現存する日本の渓で、
     桃源郷は見果てぬ夢である。<br />
<br />
山形県、朝日連邦。日本最大規模のブナ原生林を温存し、数十年前はアメマスの天然遡上があった、渓谷の筆頭に八久和川が挙げられる。
その源流は以東岳、大朝日岳、障子ケ岳からの登山道が合わさる、三方境（1591ｍ）北面流域を水源に、中俣沢から出谷川、
さらに八久和川渓谷へ渓水は北流する。&nbsp;<br />
<font color="#FF6820">※写真：出谷川　魚止滝</font></p>]]>
        <![CDATA[<p><strong><font color="#666666"><font size="5"><font size=
"4"><br />
　</font><font size="3"><font color=
"#D2B48C">●</font>長く遠い八久和がある<br />
<font size="4">　</font><font color="#D2B48C"><font size=
"3">●</font></font>川にはイワナが棲んでいる<br />
<font size="4">　</font><font color="#D2B48C"><font size=
"3">●</font></font>森に育まれながら野生は生きる<br />
<br /></font><br /></font></font></strong></p>
<p><img title="photo_03"
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     height="148"
     alt="photo_03"
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     width="223"
     align="left"
     border="0" />八久和ダム・バックウォーターから杣道を４～５時間歩くとカクネ平に着く。
     カクネ沢を渡った河岸段丘が、八久和川アッタクの前進基地になる。大きなミズナラがある場所にテントを設営、
     私たちはこのブナ平をカクネのテン場と呼んで、絶好のベースキャンプ地を提供してくれて、
     焚き火を囲みながら数々のイワナ浪漫を語るのにふさわしい、おおやかな自然郷が保たれている。<br />
<font color="#FF6820">※写真：カクネ平付近<br /></font><br />
<br />
<img title="photo_04"
     style="WIDTH: 275px; HEIGHT: 187px"
     height="187"
     alt="photo_04"
     hspace="10"
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     "http://www.sizenyuyugaku.jp/nature_report/contents_images/img_20051203T134114500.jpg"
     width="275"
     align="right"
     border="0" />カクネ平上部には旧八久和集落（八久和ダム湖出現で全戸離散）のマタギ小屋跡があり、
     人里を懐かしむかのように杉が植えられ、生活必需品のナベ、ヤカンが散乱していて往時の姿を確認できる唯一の証拠だ。
     八久和川には下流と中流にゼンマイ渡し跡があり、川を徒渉することを極力避けて、現金収入になるクマ狩り、ゼンマイ採り、
     マイタケ採りを八久和川全流域で繰り広げていたことに相違なかろう。<br />
<font color="#FF6820">※写真：カクネ平上流<br /></font><br />
<br />
<strong><font color="#666666">【八久和の森へ】</font></strong><br />
八久和川の名を初めて知ったのは山岳部時代だから、かなり昔だ。当時は第一次登山ブームで、谷川岳、八ケ岳、北アルプスに人気が集中し、
朝日連邦に注目している登山者はまれで、その真っ只中を流れる八久和渓谷に憧れている岳人はほとんどいなかった.。<br />
山岳熱中時代を経て、渓流を歩く釣り人になり、念願の出谷川、八久和川入渓を果たした。それから、八久和詣でが年中行事になり、
数々のイワナに出遭い一喜一憂した。<br />
<br />
<img title="photo_02"
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     height="163"
     alt="photo_02"
     hspace="10"
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     "http://www.sizenyuyugaku.jp/nature_report/contents_images/img_20051203T134115015.jpg"
     width="245"
     align="left"
     border="0" /> イワナといえば、いの一番に推薦できる渓流が八久和川である。この川にはイワナと呼んでいる、
     渓流魚の縮図が秘められていて、イワナ釣りのいろはを渓と魚が教えてくれた。なかでも、冒頭に触れた通り、
     カクネのテン場が素晴らしい。
     イワナという魚と一緒に寝泊りできる"イワナとの一体感"をヒシヒシと五体に感じられる唯一の場所なのだ。
     川の水況でイワナが移動する"イワナのささやき"が聞こえたりする、不思議な空間が存在しているかのようだ。<br />
<font color="#666666"><strong><br />
<br />
【八久和川釣り案内】</strong></font><br />
月山ダムが完成した今日、八久和ダム下流部の本流域は壊滅的打撃を受け、事実状イワナ釣行は不可能、
かつての大イワナ釣り場は空前の灯火に陥った。またひとつイワナ釣行地が失われた。<br />
<font color="#FF6820">※写真：丸森沢 下部</font></p>
<p><font color="#7F7F7F"><img title="photo_01"
     style="WIDTH: 182px; HEIGHT: 268px"
     height="268"
     alt="photo_01"
     hspace="10"
     src=
     "http://www.sizenyuyugaku.jp/nature_report/contents_images/img_20051203T134115500.jpg"
     width="182"
     align="right"
     border="0" />■</font>八久和ダム～横沢出合<br />
左岸の山道から、本流へ下降。大淵、落ち込みを釣る。アップダウンの繰り返しになるが、大イワナの釣り場。</p>
<p><font color="#7F7F7F">■</font>横沢～カクネ平<br />
八久和峡谷のイワナ釣りができる。右岸に山道があるので、心強い。但し、完全遡行は難しい。</p>
<p><font color="#7F7F7F">■</font>カクネ平～小国沢<br />
徒渉しながら本流のイワナ釣りができる。八久和渓谷らしい、大イワナが比較的安全に狙える。</p>
<p><font color="#7F7F7F">■</font>小国沢～出谷川<br />
小国沢以遠のイワナを釣るには、小国沢出合左岸のテン場までベースキャンプをあげる。中ほどにある大廊下がハイライトになる。</p>
<p><font color="#7F7F7F">■</font>出谷川～魚止<br />
出谷川徒渉点へは大井沢から天狗小屋経由の登山道を利用、渓谷は大川で最奧のイワナ釣りができる。<br /></p>
<p><font color="#7F7F7F"><br />
<strong><img title="photo_05"
     style="WIDTH: 189px; HEIGHT: 282px"
     height="282"
     alt="photo_05"
     hspace="10"
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     "http://www.sizenyuyugaku.jp/nature_report/contents_images/img_20051203T134115937.jpg"
     width="189"
     align="left"
     border="0" /><img title="photo_06"
     style="WIDTH: 241px; HEIGHT: 161px"
     height="161"
     alt="photo_06"
     hspace="10"
     src=
     "http://www.sizenyuyugaku.jp/nature_report/contents_images/img_20051203T134116453.jpg"
     width="241"
     align="left"
     border="0" /><br />
<br />
&nbsp;<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
　</strong><font color="#FF6820">※写真上：</font><font color=
"#FF6820">呂滝</font><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<font color="#FF6820">※写真左：</font><font color=
"#FF6820">コマス滝</font><br />
<br />
<br />
<strong>【長大な八久和川を遡る】</strong></font><br />
八久和川の完全遡行を試みるには、バックウオーターから入溪するのだが、時間短縮には左岸にあるゼンマイ道を使う。
渓のパイオニア時代では杣道だったものの釣り人の往来で現在の道は迷うことなく歩ける。<br />
<br />
<font color="#7F7F7F"><strong>【アプローチ】</strong></font><br />
国道112、落合から大鳥方面へ。八久和ダムへは鱒渕林道を使う。</p>
<p><strong><font color="#7F7F7F">【問い合わせ】</font></strong><br />
朝日村役場　TEL：0235(53)2111</p>
<p><font color="#7F7F7F"><strong>【アドバイス】</strong></font><br />
（１）鱒渕林道開通は5月中旬、イワナ釣りもシーズンイン。<br />
（２）カクネ平へは6月から、きわどい釣行になる。<br />
（３）八久和川完全遡行は7月下旬の梅雨明け以降、２泊３日で出谷川徒渉点。<br />
（４）８月の釣行は渇水で、良くない。この季節は雨待ち。<br />
　　　９月下旬の大イワナ釣りは降雨次第、雨上がりの一発勝負になる。<br />
<br />
<br /></p>]]>
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