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1945年、埼玉県春日部市に生まれる。
もの心が芽ばえ始めた頃から、川釣り(ヤマベ・フナ)に興味を示す。
16歳、奥秩父登山の時、荒川上流滝川渓谷にある釣橋小屋にて、渓流の中を自由自在に歩きながらイワナを釣る単独行動の釣り人に出会う。その釣り師は小屋の中にあった囲炉裏を囲むかのように、大きなイワナを串焼きにして満足そうにグイグイとウイスキーをあおり、黒光りした鋭い眼光を放ち、若僧の私をにらむ。そのひとつひとつの仕種は、当時河川の下流でしか魚を釣ったことのない私にとって強烈な印象となって脳裏の奥深くにインプットされた。
青春の時代ではヒマラヤ登山を目指し、単独行動者だった加藤文太郎にあこがれ、日本百名山を中心に各地に足跡を残す。しかし、冬山訓練における(奥日光、奥白根山)マイナス20度程度のビバークでもいとも簡単に凍傷にかかる。また、沢遡行ではロックハンマーの使いすぎで、手首を痛め、私にとって始めての挫折を経験する。
新たなエネルギーとなってくれたのが、イワナ釣りだった。「日本国中の魚止滝を見たい」こんな目標をたて、全国各地の渓々を歩きまわる。この間、山菜とキノコにも熱中し、その料理方法を各地の山人に教わりつつ、独自の山人料理に挑戦中。 |
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